寝言

全部寝言なんで

2019-01-01から1年間の記事一覧

他人の不幸が美味しい季節

地獄みたいな一年だった。どの季節を思い出しても、気分が悪くなるし目尻が濡れる。命を繋ぎ止める一瞬の輝きを、見逃さずに見捨てずに愛し続けたい。随分卑屈になってしまったなあ。暖房の風が肌寒くて、大人になれていない私は一生届くはずのない温もりを…

確約されたものが欲しい

信じていたものが剥がれ落ちていくのは味気ない一瞬だ。何千回と出会ってきた裏切り行為たちが、私の髪の毛一本一本をいつまでも離さずに掴んで、逃してくれない。共生したい人たちが私から離れていく。私はいつまでも裏切り行為たちと生きていく。どうして…

あるわけない話

交わって溶け合ってやがてひとつになっていくのかななんて思ってしまう。ところどころ灰色の空はふたつがきちんと分け隔てられていてひどく安堵した。考えてみれば人間がひとつになるなんてことはありえないのだ。360度支配する斑色の空は、私が勘違いをしな…

胸の奥の方に空いてしまった虚構から、些細だけど温かい幸福が流れ出しても、どうせまた間に合わせの何らかで埋めようとするのだろう。そうしてる自分に耽溺して、追憶を憎むんだ。傷ついた人間であることをわかりやすく被りたかった。所謂“保険をかける”っ…

夢ならいいのに

隔てられた愛、可哀想なぐちゃぐちゃの爪。朝か昼か夜なのかわからないのは、地下鉄の中にいるせいか、それとももうあの場所には戻れないのか。ミイラになっても愛せるよ。ゾンビになっても離さないから。そのくらい、確約されたものがほしかった。1億2千万…

ずるい

夢がない私の浅い願望は叶わないのだなあとつくづく思う。この世は絶望に溢れている。電話なんか嫌いなのにどうしてだか声が聞きたい、こんな夜に限って冴え切ってしまう。努力できない弱さへの罰なのだと思う。誰のためかもわからないまま髪を伸ばして、爪…

五感って記憶力いい

私が悲しいとき、寄り添ってくれる音楽、その中に引き摺り込んでくる音楽、這い上がれなくなる。涙が出たってすぐ側に貴方がいない。浸水したブーツが、なんか私の胸の中みたいで、歩けなくなった。あー共感できてしまった。大人になりたくなかった。行き交…

飲まれる

冷たい指先の感覚、もう忘れてしまっただろうか。いつかそれが当たり前になるって、それが生活だってことも、もう忘れてしまっただろうか。突然外は寒くなって、胸の奥の方まで吹雪いてきた。もし私があの子で、あの子が私だったら、私は君の一番になれたか…

一ヶ月前よりも空が高くなった。イヤホンで塞いでいない耳はひゅうひゅう流れる風の音をよく拾い入れた。きみもそうだと思ったから、いつもより少しだけ大きい声で笑い合った。わざと聞き返してみた。だってその方が甘いじゃん。甘すぎて脳が痛くなっちゃう…

私なりの

猫が通ったとか星がたくさん見えるとか肌寒くなってきたとか、そのくらいでいいんだほんと。大事にできるものをぽつぽつ見つけるだけで、その時に浮かぶ人がいることが私の生きがい。好きな人にはなんでも教えたい。生きてる心地がする。伝わりすぎるくらい…

あ、

信じていた私は異常だった。同情とかはいらないし、月がぶっ壊れても構わない。濁りのない風は私を責め苛む。そばにいたいとか信じてるとか約束してごめん。裏切られたのもいつも自分だった。降ってくる硝子が私を飲み込んだ。死ぬときを思って泣いたことが…

視界良好

生きててよかった、今はめちゃくちゃ思うけどそれもすぐ変わったりする。楽しいけど怖い、怖いけど楽しい、生き物につきものな決まりごとだよね。世界は急に変わるぜ、昨日まで知らなかったものを今日好きになるかもしれない、軽い気持ちが一生物になるかも…

動揺は冷静の下に生まれる

私はずっと予想していた。わかりきっていた。全肯定してほしいなんて虫が良すぎるんだよ。悪い予感でも明るい未来でもない、取るに足らない、ただの出来事。水面に波紋が生まれたたった1.5秒、顔色を伺われたホテル街が涙を流している。濁った光を永遠に続け…

短所

親指を火傷した。自殺の季節が近づいてくる。死にたがりのくせにめちゃくちゃ生きてるの、わけわかんないな。生きる理由を見つけたがってそこら中這い回って、結局見つかったか?いつまでも見つからない。私は今しか生きられないように作られちゃったんだ。…

セクシャルマイノリティはとても多様であるし一人一人違うと思うのでよくわからないが、私は無性別で生まれたかった。女としての価値が自分にあると思えない。自虐とか卑屈とかではなく、むしろ必要ないからそう感じる。魅力的な人間には憧れるけど、女とし…

無題でいいです

晴れた日の夜の星が好きだった。白黒の小鳥が可愛かった。クレープが甘くて嬉しかった。新しく買った服を着るのが楽しみだった。帰りの電車で揺られながらうとうとするのが心地よかった。伸びてきた髪を見るたびに頑張れている気持ちになれた。暑いのも寒い…

欲しい物は浮かばない

自分のことばっかりでいいか、誰かに聞いてもらうより、こうやって勝手に書いてる分には誰かの負担にはならないもんな、やっぱり、私のことを書いていこうと思う。 なんていうか、私は最後まで「与える」っていうスタンスを守りたいのだと思う。プライドが高…

表現することは酸素と近しい

外に出るのも疲れるし、好きな曲聴くのも煩わしいし、食べ物は喉を通らない。夏バテだなあ、この前まで肌寒かったのに。私は自分が苦しいことから逃げ続けて誤魔化してきたんだな。私は良い意味でも悪い意味でも表現者の類なのかもしれない。絵を描く、物を…

息を吐くようなもんか

平気で嘘をつくのが普通の生き方なんだって知った。子供の頃は知らなかった。上手か下手かは二の次で、嘘をついて生きるのが人間の在り方らしい。私も上手になってきた。何食わぬ顔で口から虚構を生むことができるのは天才だと思っていたけど、案外無意識的…

聞いたことあるなー

どっかで聞いたような言葉をみんな自分の精一杯の感情振り絞って並べてるの、感情無しで読んじゃうな。私も受け売りの言葉しか持ってないから薄っぺらい文章しか出てこないけど。感情移入できないんだよなあんまり。冷静にその人のことを「可哀想」とか「つ…

断捨離

私は正しいことしか選ばない。自分で責任が取れないと思ったことは実行しない。もちろん選択を間違えることがないわけではない。それでも私は分析しながら生きている。見極めて取捨選択をしたいと心掛けている。今まで必要としてたものを突然切り捨てたり、…

お願い

刺激も理想も私が欲しくてたまらないものだけど、それよりもなによりも、この平穏で退屈で気づかないような幸せたちを永遠のものにしてほしい。私は罰当たりな人間かもしれないけど、みんな大事だってことは自信がある、だからどうかこのままで、

点滅しなくなった

浮かれたり落ち込んだり馬鹿みたいだな人間って。自己防衛のためにどうでもいいふりして、気持ちが後からついていくから安心できるんだ。いい子いい子。ウィスキーが回ってきた。家でお酒を飲むの、虚しくなるから好きじゃないんだよな。なんにもする気にな…

う、

思ってもないことを口にしたり、考えたくないことが頭から離れなかったり、どうして今こうなってしまっているんだろう。望んだのはこんなものじゃない。最近の嬉しかったこと、友達のおかげで浮かんでくる。シンセサイザー男女の重なる声歪んだベースの音が…

理系脳になりきれない

ぷかぷかした空気が圧縮されて内臓が苦しくなる、みたいな、感覚。見たくないものはなるだけ見ないように、都合よく避けている。目が悪くてよかった、と思うことがある。少し賢い分、それなりに損をしてきた。代わりに目が悪いおかげで、通り過ぎていくもの…

反射してた

助けてほしかった。踏切が点滅したのはもう10年以上前の記憶にしかない、夏のはじめ、黄色と黒を見つめた。左右に揺れ動く赤、一瞬の風が全身に痛かった。私のせいじゃない。街は大きく変わった。今が好きだ。塩素に濡れた私の髪は、夕方の暗い紺に溶け込ん…

楽しいのが好き

関心というか、そんなに大事なものでもないのかな。絶対いつかは終わりがくることを、普通の人は考えないのかな。怖がりなだけなのかな。 幸せにしてくれる人との時間を多く過ごしたい。家族とか友達とか、私は本当に恵まれているから、たくさんの人が幸せを…

寒かった

つまんない生き方してるんだよな私 他人の24時間を気にしすぎる 指で簡単に流すくせに頭では何度も再生される 全部、羨ましいんだよな 人間ってないものねだりじゃん 私は背が高い人を羨ましく思うし 顔だってこんなの理想じゃない 持ってるものほどいらない…

混沌

人は根本的には変われないのかもしれない。慣れれば薄れていくし、意識すれば皮は被れる。でもきっと同じことを繰り返してしまう。私はいつも同じ結末を迎えている。今度こそ、って思ったのも毎回同じようにそうしてきた。自分をなんとかしたいと、幾度とな…

不燃ごみたちへ

あー頭痛い無理頭というか耳の後ろらへん?痛くてかなわん。どうでもいいわそんなこと。私同じこと何回も主張しちゃうタイプなんだけど、あ、でも同じ話とかはあんまりしないタイプだとは思うんだけど、てかこうやって途中で違うこと言っちゃったりはするタ…