寝言

全部寝言なんで

五感って記憶力いい

 

 

私が悲しいとき、寄り添ってくれる音楽、その中に引き摺り込んでくる音楽、這い上がれなくなる。涙が出たってすぐ側に貴方がいない。浸水したブーツが、なんか私の胸の中みたいで、歩けなくなった。あー共感できてしまった。大人になりたくなかった。行き交うメトロで、行き交うメトロで、私もかつて綴ったな。もう人を傷つけたくない。わかってるのに、理性が選択を抑制できない。こんなのどうしたら治るって言うんだよ。ため息を隠せたって、甲斐性無しに変わりはないし、こんな私に飽き飽きしてるでしょう。私が選択する余地もなくして、全部を委ねてしまいたい。その方が案外、苦くても飲み込めるきっと。