寝言

全部寝言なんで

表現することは酸素と近しい

 

 

外に出るのも疲れるし、好きな曲聴くのも煩わしいし、食べ物は喉を通らない。夏バテだなあ、この前まで肌寒かったのに。私は自分が苦しいことから逃げ続けて誤魔化してきたんだな。私は良い意味でも悪い意味でも表現者の類なのかもしれない。絵を描く、物を作る、音楽を鳴らす、文を書く。今まで私が「好きだ」と思えて率先してきた物事は全部、私という内側を具現化するような行為だった。きっとそんな人間はこの世にごまんといる。私じゃないと意味がないなんてただの理想でしかない。内側が剥がれ落ちてきただけだった。外のいろんな事に関心が持てない自分が悲しくて苦しいのにどうすることもできない。悪いところはわかっている。誰かのために何かをするのは全く苦じゃなかった。自分のことは可愛いけど、他人の方が好きだった。他人のために生きれるし、自分のために生きることが目標だった。自分のためを思うことが一番苦しいのがわかっていたからだ。それでもやっぱり、自分の人生なんだから自分のために生きてやらないと。誰かのため、の対象を自分に変えるだけなんだからきっと簡単にできるようになる。すぐになれる。