寝言

全部寝言なんで

う、

 

 

思ってもないことを口にしたり、考えたくないことが頭から離れなかったり、どうして今こうなってしまっているんだろう。望んだのはこんなものじゃない。最近の嬉しかったこと、友達のおかげで浮かんでくる。シンセサイザー男女の重なる声歪んだベースの音がうるさすぎる。なにも悲しいことはないのに。なおったと思ったのに。一生つきまとうんだ、あのときの、暑いのにひんやり脈を打つような感覚は奥の奥へしまわれて、もう取り出せない。苦しすぎる。一人は寂しいけど、一人で遠くへ逃げたい。私の為だとか、誰にも言わないでほしい、ありがたさと同じだけ恩着せがましさを感じてしまう自分が嫌になるから。私の為なんかじゃない、私なんかの為ではない、私はその真理に気づいてしまっている。好きな物を自由に手に入れたい。疲れていることを誤魔化さないで、家で死んでいたい。私の為になることは私が一番できるのに、生きているせいでそれができない。あまりにも苦しい、そんなの、気づかなければよかったのに。