寝言

全部寝言なんで

厄介なやつ

 

 

私を苦しませていたものがなくなる時、そいつは一緒に私をつくっているものも連れていってしまった。これから先もそう。私みたいな人間はきっと、適度な不自由を身につけることで自分を生かしてあげられるんだと思う。それはもともと、私の中には何もないから。不自由とか邪な好きとか、そういうのが私の中に良いものと悪いものをたくさん増やしていって、私が生きている。結局私は細胞レベルで苦しい人間なんだな…。苦しいものほど愛おしくて、逃げたいのに手放したくない。私が自覚しているだけで、何も特別なことではないのだけど。