寝言

全部寝言なんで

2020-01-01から1年間の記事一覧

あきっぽい

どうしようもない飽き性である。アニメの第2期を観たことなんて数えるくらいしかないし、メロンパンはもう一生分食べた。毎日髪を切りたくてムズムズしてるし、ゲームだってしばらく電源すら入れてない。心から好きだと思うことに自信がなくなった。後から思…

癖が再発しつつある

しゃがみ込んで視界が全部遠くになったらえらく気が楽になった。やっぱりあそこにいるべきは私じゃなかったってやっと受け入れられるようになった。ずっと会っていないと、距離も気持ちも忘れちゃって、その存在自体元からなかったみたいな。悲しい、忘れて…

全員

お前も私も何者でもねえんだな。特別は与えられるものでしかないんだから、傲んのも舐めんのも馬鹿だろ。誰にも理解されていない部分なんて、ない人間の方が至極少数だと思うんだけど。知ってくれとするような人間のスタンスがどうしても腹が立つんだよ。ど…

私が思う恋

色の白い子が好きだって聞いたから、毎日ひやけ止めを塗った。ショートヘアの子が好きだって聞いたから、髪を伸ばす気持ちが揺らいだ。自分からは開かないようなプレイリストも聴いてみたけど、全然私は好きじゃなかった。好きな人の好きなものを全部確かめ…

微睡

胸ん中には鮮烈に焼き付いたままなのに、脳みそにはアブストラクトな記憶しか残っていない。忘却は自然だ。人体は吸収と排出の仕組みでしかできていないということで、それは本当にすべてにおいてだ。時計の針を止めることはできても、私たち自身はサイクル…

十六時

自分のことばっかりにならないような振る舞い方をしたくてそのバランスを離れて見てみるけど、私って他人の心に共感を灯してあげられているのかな。間違いなく私は他人とこの環境に生かされているけど、相応する共感性を持ち合わせているのだろうか。誰のた…

遠くのこと

今日は健やかでした。命は尊いってみんなが言うから、私はそれに悩んでいた。みんな加担して、たくさんの尊い命を殺してきたくせに。私だってそうしてきたのに。そのおかげで、私は今日も健やかでした。等しく罰がくだされて、等しく愛が降り注げば、この世…

綺麗なものでも大きなものでもないけど

私がいなくなりたいと望んだときに、寄り添うでもなく伺ってくるでもなく、遠巻きに視界のふちに入れてくれていた人たちを、大事だと思った。「もしかしたらこの人たちは、私が存在したっていう記憶を手放してしまうかもしれない」と思った。そうなりたくは…

はっきりさせたくない

夕焼けより朝焼けの方が、ぼんやりしていて好きだなってこの間気がついた。ぽつぽつ、駅に向かって歩く人たちと反対に流れていく自分自身が、なんだか少しおかしいみたいで、その瞬間は自分が特別になった気がして少し嬉しくなる。現実じゃないみたいな、白…

隕石が落ちてくる

私が泣いていることはシャワーで流れるのだ。みんなが幸せそうに笑っているのを見ると、このままみんなが死んで、世界が終わればいいのにと思う。私は永遠を欲してるわけではなくて、たぶん諦めたいんだ。勘違いだと言い聞かせてるうしろめたい想いも何もか…

口下手って甘えみたいでやだ

私って物事を説明するのがものすごく下手だなってことに気がついてしまった。頭は悪くないと思ってるし、語彙力もあるとは思うんだけど、説明するときにその順序とか例えとか結果とかを上手くその場で考えられなくて、というか頭の中では考えられてるはずな…

咎めないよ

微笑み合うふたりを見て、あぁ、恋してるんだなって思った。君たちが幸せだと私も嬉しくなる。私は永くは愛せないけど、多くを愛することはできるから、幸せの濫觴を自分の周りにしてしまおうと思った。くだらねえよってねじけるような性格だったけど、一周…

じりつ?とは?

拠り所がお互いしかない人たち、かわいそう。縋る相手がいない私の方が失うものがないから、お互いしかない人たちは絶望と隣り合わせでかわいそう。このまま世界が終われば、良いも悪いもぐちゃぐちゃにそこら中に流れて、みんなが一つになってなにもなくな…

天井と液晶ばっかり

ピアノのトリルが苦しくて、部屋の電気が生きているみたいで、もう2ヶ月が経とうとしてるのに私はなにひとつ進めていないんだなって、自責の念ばっかり大きく育っている。機械音に慰めの言葉を歌われてシクシク涙を流すなんて、私はやっぱり人間らしい。私の…