寝言

全部寝言なんで

確約されたものが欲しい

 

信じていたものが剥がれ落ちていくのは味気ない一瞬だ。何千回と出会ってきた裏切り行為たちが、私の髪の毛一本一本をいつまでも離さずに掴んで、逃してくれない。共生したい人たちが私から離れていく。私はいつまでも裏切り行為たちと生きていく。どうしてお前が死なないんだ。たしかにそこにあった形として残されている物たちを捨てることができずにいる。前を向いているふりをして、本当は一歩も足を動かせていないのに、私のダサいプライドだけが口から抜け出ていく。どうして生きることがこんなに苦しいのか。生きてるだけで大儲けなんて言葉に私の人生は当てはまらない。ごめんなさい。朝起きたら枕元に置いてあったプレゼントは、お父さんが一番お父さんらしくしていた瞬間を形にしたものだったのかもしれない。サンタなんていなかったし、もういなくなってしまった。もう私の欲しいものは手に入らないのかな。自分で努力して手に入れられるものなのかな、それは。