寝言

全部寝言なんで

我儘です

これ以上を求めるくせに、これ以下を考えてしまう。今までの人生、それなりの緩急はあったもののなんとなく平坦ではあった。案外それは良いことだったのかもしれない。

あの映画を観て以来、怖くてたまらない。なくしてから実感する、いや、実感も湧かないくらいの喪失感を体験してしまったことも相まって、不安でたまらない。自分に何か起きるのももちろん怖いけれど、大事な人たちが恐ろしい目に遭ってしまうことの方がよっぽど恐ろしい。

共感性羞恥とか蛙化現象とか、どんな感情や感覚も、この世には一定数、それを感じる人間がいると思う。私は幸せな時間を過ごしたあと必ず、なにか不安に駆られてしまう。ドラマの観すぎかよ!と突っ込まれてしまうかもしれないけど、その大事な人たちと分単位あるいは秒単位で連絡を取り合えないと色々な事を考えてしまう。

柔らかい布団、あたたかいパン、回る洗濯機、まっすぐ走る自転車、会話ができる人達、忙しなく動いている臓器、繋ぎ止めた指、私を捉えてくれる目、当たり前のものなんてないのにどうして毎秒感じることができないんだろう。大切じゃない瞬間なんて、生きてきた今までで本当にあったのかしら。

前にも書いたかもしれないけど、考えすぎるのをやめたい。

大事な人たちと過ごせる時間を丁寧に想いたいな、と思います。

なんだか日記みたいですけど、まぁいいか。

今日もいい日だった、寝ます。